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■星田妙見宮の水(登龍の瀧)■

2013.01.02 (Wed)
妙見1

■星田妙見宮の水(登龍の瀧)■

・名称 : 星田妙見宮の水(登龍の瀧)
・タイプ: 湧水
・所在地: 大阪府交野市星田
・採水 : 可能
・飲用 : 不明
・駐車 : 星田妙見宮の無料駐車場が利用可能
・備考 : 星田妙見宮境内 硬度約200mg/L

・口当たり: 硬《○○●○○》軟
・湧水の量: 微《○●○○○》多
・待ち時間: 長《○○○○●》短
・お勧め度: 微《○○●○○》高

【名水ノート】

大阪府の交野市周辺は隠れた名水の里として知られている。それは単純に湧水が多いってだけじゃなく花崗岩地層が作り出す水質の良さがあっての事だろう。

大阪平野は大阪群層と呼ばれる堆積層が主体だが標高200メートル付近に基盤岩(※この付近の場合は花崗岩が基盤岩)との境界があって地下水脈が集中しやすい傾向にある。

今回訪れた『星田妙見宮の水』はそんな湧水の典型的な例ではないだろうか、写真で見る限りどこにでもあるような神社の手水舎だったしあまり期待はしていなかったが、実際に訪れてみると地層的にも歴史的にも実に興味深く面白い湧水だと判ってきた。

特に驚かされるのは『湧き水めぐり3』によると硬度が200mg/Lに迫ると言う事だ。本来花崗岩質は結晶密度が高くミネラルの溶け込みは少ない傾向にある。いくら帯水時間が長くなるとは言えこの標高でここまでの硬度が計測されるのには合点がいかない。これは検証してみる必要があるだろう。

妙見2
・階段の手前、手水舎に導水されている

湧水は妙見宮への鳥居を潜って階段を上がる手前の手水舎へと引かれている。しかし本来の湧水点はここでは無いようだ。後ろに続く導水パイプを追っていくと『登龍の瀧』と呼ばれる滝があってその上部に貯水槽らしき設備が見えた。おそらく湧水を一旦貯水槽に貯めてから登龍の瀧と手水舎に水を流しているのだろう。

妙見5
・登龍の瀧も湧水の瀧、少し上部に貯水タンクらしき設備がある

つまり登龍の瀧も湧水を利用した滝な訳だが、ここでこの辺りの地形が奇妙な事に気が付いた。付近は大きく抉れて擂り鉢の一方だけが開いた形状、つまり馬蹄のような形で周囲が山となっているのだ。しかしながら谷の形状が無い、このくらいの凹地形を作ろうとすればそれなりの水流を持った流れが必要なはずだが水流を生み出すような地形が無いのである。

妙見3
・妙見山の山頂付近にある星田妙見宮、結構登りがキツイ

そこで調べていくと交野界隈には星降り伝説や七夕伝説など星に関する伝承が多いと判った。それもそのはずで弘仁7年(816年)この地に隕石が落下、その時の衝撃で山の大半が吹き飛び馬蹄形の窪地が出来たというのだ。これは国内の隕石落下記録としては2番目に古いものであり数々の伝承や星田の地名もこの一件に由来したものである。

妙見4
・星降りの伝説に由来する織女石の巨岩

それで肝心の水の方だが、飲んでみると明らかに硬い感じがして後を引くようなミネラル感がある。持ち帰って煮沸すると一面に白い膜が張った。しかもかなりの量だ。量的な比較からすると私の知っている水の中では飯高の『命の水』に次いで多かった。これなら硬度200mg/Lも頷ける。

妙見6
・煮沸すると一面に白い膜が張るのでなり硬度が高いと思う

しかしこの硬度はどこから来るのだろう?、地質的な根拠からは全く想像が出来ない、深層の伏流水ならともかく、この地層、この地形、この標高の自然湧水でどうしてここまで硬度が高くなるのだろう?。科学的な解明は私には出来ないが、ここは伝承の多い星田の里、本来は地上に出るはずの無かった深層水脈が隕石の衝撃で地表に現れたと考えれば説明も付くのではないだろうか!?。

市街地が近いとあって生水での飲用は控えたほうが無難だが、歴史天体ロマンに浸ってこの不思議な湧水を楽しんでみてはどうだろう。

地図↓
http://goo.gl/maps/Agfft

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